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HPVワクチン 知って

HPVワクチン 知って

学生団体 草津・看護学生に授業

看護学生たちにHPVワクチンについて話す中島さん(中央、草津市で)
看護学生たちにHPVワクチンについて話す中島さん(中央、草津市で)

 子宮
けい
がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンについて情報発信を行う学生団体「Vcan」が4日、草津市の草津看護専門学校で学生約40人に出張授業を行った。

 HPVワクチンは2013年4月、小学6年~高校1年相当の女子を対象にした定期接種が始まったが、接種後の痛みなどの訴えが注目され、国は同年6月に積極的な呼びかけを中止した。

 その後、有効性と安全性が確認されたとして、国は22年4月に呼びかけを再開し、接種機会を逃した世代(17~27歳)に公費で接種する救済措置も実施。しかし、一部地域でワクチン不足が生じたため、国は昨年11月、今年3月末までに1回目を打てば、来年3月までは2、3回目も公費で接種できるように、救済措置の期間を延長することを決めた。

 この日は、同団体代表で滋賀医科大5年の中島花音さん(23)と、メンバーで富山大2年の石田瑞都さん(20)がワクチンについて基本的な説明を行った。その後、学生たちは4~5人ずつの班に分かれ、学んだことを基に議論。「男性だけど、恋人を守るために自費で接種したい」「同年代の友人たちとワクチンについて話す機会を作りたい」といった意見が出された。

 21年に発足した同団体は、これまでに全国の中学や高校などで出張授業を行い、受講者数は計約4400人に上る。中島さんは「このがんにかかる若い世代が増えている。知らないままで後悔してほしくない」と話している。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE HPVワクチン 知って

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