
線路を検査できる近江鉄道の新車両「ドクターガチャコン」の出発式が28日、東近江市の八日市駅で行われた。
新車両は、親会社「西武鉄道」(埼玉県)で使われていた「新2000系」2編成(4両)を鉄道設備を保有・管理する「近江鉄道線管理機構」が購入した。黄色い車体で、前面に複数のカメラや機器を設置し、営業運行中に線路のゆがみなどを撮影する検査ができるようになっており、新幹線の検査用車両「ドクターイエロー」にあやかって「ドクターガチャコン」と名付けた。
式では、同機構の南川喜代和代表理事が「ドクターイエローとすれ違うところを写真に撮れるかもしれない。鉄道ファンにも楽しんでもらいながら、安心安全に乗客を届けていく」とあいさつ。テープカットに続いて、臨時電車として、同市立中野むくのき幼児園の園児ら約60人を乗せて出発した。
新車両は、11月上旬から同鉄道全線で運行する予定。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 「ドクター」出発進行!…近江鉄道

