近江神宮で神事
石油に関わる日本書紀の記述を基にした神事「燃水祭」が7日、大津市の近江神宮で営まれ、全国から石油業界などの約100人が参列した。
日本書紀には、天然のアスファルトとされる「燃ゆる土」と石油にあたる「燃ゆる水」が登場する。7月にそれらを新潟県から同神宮の祭神・天智天皇に献上したという記載があり、石油の恩恵に感謝するため、同神宮では1970年代から燃水祭を続けている。
神事では、参列者が
に点火した後、1日に新潟県胎内市であった「黒川燃水祭」で原油が湧き出る池から採取された原油や、アスファルトを奉納。近畿地方の石油関係団体の代表者らが火のともったランプを献灯した。
滋賀県石油商業組合の芝野哲郎理事長は「原油は生活に欠かせないもの。平和が続き、消費者が安く利用できる環境にあってほしい」と話した。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 「燃ゆる水」恩恵に感謝