監修・コシノさん知事訪問
デザイナーのコシノジュンコさんが監修した大阪・関西万博のボランティアが着用するユニホームの一部に、琵琶湖のヨシを使った生地が採用され、コシノさんらが22日、県庁を訪れ、三日月知事に生地の特徴などを紹介した。
万博では、ユニホーム販売の「たまゆら」(大阪府枚方市)などが、「高麻」(高島市)が開発したヨシを使った生地「琵琶の
」を用い、ユニホームの帽子を提供する。生地の原料の35%がヨシで、耐久性にも優れているという。
たまゆらの関係者らと県庁を訪れたコシノさんは、ユニホームとは別に、琵琶の葦布でデザインしたスーツを披露。フランスの展示会に生地を出展する考えも示した。三日月知事は「万博は世界に発信するチャンス。生産者と色んな共同制作ができたら」と述べた。
取材に応じたコシノさんは、ヨシの生地について「季節を選ばず、風合いがよく品もよい」と評価。「帽子は目立つし、万博会場で表現するいいチャンス。スタッフが説明できるよう、生地にまつわるストーリーを伝えたい」と話した。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 「琵琶の葦布」 帽子で発信<万博ユニホーム>