守山市仏教会 使用済み18点 送付へ
109寺院が加盟する守山市仏教会は28日、同市守山の円光寺で、アフガニスタンの子どもたちに役立ててもらうために使用済みのランドセル18点、鉛筆やノートなどの文具約560点を発送する作業を行った。
同会は2010~19年度に、アフガニスタンの電気がない山岳地帯などにろうそくを送る活動を実施。協力を得ていた京都の仏具店が撤退したため、20年度からはランドセルを送る運動に切り替えており、今回の分も含め計54点を国際協力NGO「ジョイセフ」(東京都)を通じて送っている。
今回は県内各地や金沢市から、ピンク色や赤、黒などのランドセルが過去最多の18点集まった。北脇光昭会長によると、タリバン政権下では女子の高等教育が制限されているという。一方で、ランドセルを背負って学校に通う子どもが増え、女子教育に対する保護者の意識が変わったとの報告もあり、北脇会長は「ささやかな活動だが、皆さんの支援で続けられることをうれしく思う」と話した。
ランドセルや文具などの寄贈は今後も受け付ける。問い合わせは円光寺(077・582・2794)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE アフガンの子へランドセル