追加料金なしで読売新聞オンラインのすべての記事が読めます!

モンゴル探究 わくわく授業 

モンゴル探究 わくわく授業 

元教諭・中島さん 県内小中で

「スーホの白い馬」きっかけ 暮らしや馬頭琴学び紹介

馬頭琴の音色を披露する中島さん(草津市で)
馬頭琴の音色を披露する中島さん(草津市で)

 学校と地域や家庭をつなぐ草津市の「地域協働
合校がっこう
」事業の地域コーディネーターとして活動する元小学校教諭の中島民恵さん(72)が、自ら学んできたモンゴルの暮らしや文化について県内の小中学校で特別授業を行っている。約30年前に教科書でモンゴルに関する挿絵を見たのがきっかけで、中島さんは「興味を持ったことを突き詰めて調べることの大切さが伝われば」と話している。(角川哲朗)

 「モンゴルって、どこにあるか分かるかな?」

 14日、協働合校の一環として草津市立山田小で行われた授業で、民族衣装「デール」に身を包んだ中島さんが問いかけた。首を横に振る児童たちに地図を示しながら「日本の4倍も面積があって、東京のような大きなビルもあるし、ものすごく広い草原もあるんだよ」と説明すると、教室から「えーっ!」と驚きの声が上がった。

 中島さんは、短大卒業後の1973年に小学校教諭となった。大津市や草津市で教壇に立って約20年が過ぎた頃、小学2年の国語の教科書に載っていた挿絵にひかれた。モンゴルの民族楽器「馬頭琴」の由来にまつわる物語「スーホの白い馬」の中で、果てしなく広がる地平線が描かれており、「実際にこの景色を見てみたい」と思うようになったという。

 それから数年後の96年、初めての海外旅行でモンゴルを訪問。遊牧民が暮らす地域をバスで巡り、実際に地平線を目にして「もっとモンゴルのことを知りたい」と思いを強くし、馬頭琴も購入した。帰国した後は、日本・モンゴル民族博物館(兵庫県豊岡市)に行って勉強したり、馬頭琴の演奏を習うため大阪府茨木市の教室に通ったりして知識を深めた。

 その後、自身の病気などで98年に退職。翌年、教諭時代の同僚に頼まれ、近江八幡市の小学校で初めて児童にモンゴルについて話した。自身が撮影した写真をスライドに映しながら、遊牧民が暮らす移動式住居「ゲル」などを紹介したところ、子どもたちや教諭から好評で、口コミで広まり、年3~4回のペースで大津市や長浜市、湖南市などの小中学校でも特別授業をするようになった。草津市では年に数回、地域協働合校の一環でモンゴルについて教えている。

 今後も依頼があれば授業を行うといい、中島さんは「子どもたちだけでなく、先生も楽しんでくれているのがうれしい。これからもできる限り続けていきたい」と意気込んでいる。

滋賀の最新ニュースと話題

[紹介元] YOMIURI ONLINE モンゴル探究 わくわく授業 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です