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児童虐待防止に関心を

大津で1日 催しへCF募る

 11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせ、県内の子ども支援に関わる団体などが同1日、児童虐待について考えるイベント「びわこオレンジリボンフェスタ2025」を大津市の浜大津スカイクロスで開く。

 イベントは昨年初めて開催し、約300人が来場した。今年は約10団体が協力し、親子が無料で食事や遊びを楽しめるコーナーや、子どもの権利や虐待防止について考えるワークショップなどを設ける。あわせて、児童福祉などをテーマにした映画祭も企画。3作品を上映し、監督を交えたトークショーがある。

 虐待防止について広く呼びかけるためにも、お金を気にせず多くの親子に参加してもらおうと、無料にするため、同フェスタ事務局のNPO法人「こどもソーシャルワークセンター」(大津市)などは、クラウドファンディング(CF)を実施している。目標額は50万円で、同フェスタの運営や広報などの費用に充てる。同9日まで、コングラントのCFサイト(https://congrant.com/project/cswc/19208)で受け付けている。

 「会場に多くの親子の笑顔があふれることが一番の虐待防止になるはず」と同センターの幸重忠孝理事長。「虐待というと、児童相談所や警察が関係する事案を想像しがちだが、もっと地域に苦しんでいる子どもや保護者がいることを知ってほしい」と話す。

 同センターでは、虐待を受けた子どもやヤングケアラーを地域で支える居場所づくりの支援や、虐待についての啓発イベントを定期的に行っている。CFや活動の問い合わせは同センター(077・575・4378、午後1~7時)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 児童虐待防止に関心を