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公共交通の満足度 低く

県政世論調査 温暖化、災害の対策も

 県は、県の課題や施策について県民に尋ねた「県政世論調査」の結果(速報)を公表した。生活の満足度について「鉄道やバスなどの公共交通が整っていると感じるか」との質問には67・7%が否定的で、15年連続で最も不満度が高かった。

 調査は6~7月に実施。県内在住の18歳以上3000人を対象に郵送かインターネットによる回答を求め、2031人(回答率67・7%)が応じた。

 経済や環境、社会などの面について生活の満足度を尋ねる設問で、「感じない」「どちらかといえば感じない」とする回答は、公共交通のほかに▽地球温暖化などへの対応(58・0%)▽災害に対する備え(52・1%)▽出産、子育て、介護などとも両立した柔軟な働き方ができる環境(48・4%)――で多かった。

 一方、満足度を「感じる」「どちらかといえば感じる」とする回答が多かったのは、「健康的な日常生活を送れている」(73・6%)で7年連続で最多だった。次いで「琵琶湖や山といった身近な自然や環境が守られている」(68・4%)で、▽必要な医療サービスを利用できる環境が整っている(65・2%)▽犯罪や事故が少なく、安全・安心な生活が送れている(61・3%)――と続いた。

 力を入れてほしい施策(複数回答)は▽医療サービスの充実(49・7%)▽公共交通の活性化(35・4%)▽福祉サービスの充実(35・2%)――などだった。

 国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」について、「よく知っている」「少し知っている」「聞いたことがある」とする回答の合計は88・3%だった。一方、県が掲げる琵琶湖版の「MLGs(マザーレイクゴールズ)」については27・0%にとどまった。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 公共交通の満足度 低く