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安土城 高精細CGで再現 

安土城 高精細CGで再現 

県、最新の研究成果反映

18日 一般公開 天主模したシアターなど

天主をイメージした八角形シアターの5面スクリーン(近江八幡市で)
天主をイメージした八角形シアターの5面スクリーン(近江八幡市で)
安土城の調査成果が詰まったCG=県提供
安土城の調査成果が詰まったCG=県提供

 県は、安土城(近江八幡市、東近江市)を高精細のCG(コンピューターグラフィックス)映像で再現した。最新の研究成果などを反映させており、18日に刷新オープンする県立安土城考古博物館(近江八幡市)で一般公開する。天主(天守)を模した八角形のシアターでは、創建当時をイメージした安土城を、幅約24メートルにもなる5面スクリーンで没入感たっぷりに鑑賞できる。(林華代)

 映像「織田信長と安土城~宣教師バリニャーノが見た天下人の城」(約15分)。1581年(天正9年)にイエズス会宣教師・バリニャーノが安土城を訪問した記録に基づき、信長がバリニャーノを案内するドラマ仕立てになっている。

 築城の意義や信長の国造りへの考えについては、県の担当者がこれまでの研究を総合してまとめた。文献が少ない中、宣教師ルイス・フロイスの「日本史」に出てくる▽日本で建てられたものの中で最も壮麗だといわれる7層の城と宮殿を建築した▽赤く漆で塗られた木柱とすべて塗金した他の柱の数々▽新鮮な緑と、極めて広大な平地、これを越えて望むと、片側には麓に大きな湖――といった記述も参考にした。

 さらに、1940年以降の県による発掘成果も盛り込んだ。城の構造は、礎石の発掘図面などから再現。出土した
金箔きんぱく
を貼った瓦やしゃちほこなどの遺物、安土城の玄関口の「大手門」や大手道につながる橋なども出てくる。

 天主の障壁画には、信長の生涯を記した「信長公記」を基に、1階には花鳥風月の墨絵や大和絵、5階に「釈迦十大弟子」、最上階には中国故事にちなんだ皇帝画などを採用した。狩野永徳の作とされ、ローマ教皇に贈られた後に行方不明となった「安土山図
屏風びょうぶ
」も登場する。

 映像制作を含めた同館の改修費用は5億7300万円。担当者は「県による発掘や文献、城郭研究の成果が詰まった初めてのCG。親子連れも含め、多くの人に楽しんでほしい」と語る。

 シアター以外にも、古墳時代などの史跡を写真などで見ることができるタッチパネル式のモニターを設置。展示室の壁には、室町幕府9代将軍・足利義尚が六角氏討伐のために出陣し、栗東市に陣を置いた「
まがり
の陣」(1487~89年)など、近江の戦国の歴史を伝える年表が描かれている。

 月曜休館(祝休日の場合は翌日)。シアター(50席)の観覧は、1か月前から同館ホームページで予約できる。問い合わせは同館(0748・46・2424)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 安土城 高精細CGで再現 

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