「井伊の赤備え」 初陣から440年
国立印刷局共同 有料観覧者に200枚
朱色の武具で統一した井伊家の軍勢「井伊の赤備え」の初陣から440年となるのに合わせ、彦根市の彦根城博物館と国立印刷局彦根工場は、朱色の
の写真などをあしらった彦根城御城印を作成した。8月25日までの土、日曜日に、博物館の有料観覧者に抽選で計200枚を配布している。(立花宏司)
徳川家康の重臣だった彦根藩井伊家初代直政が、1584年の小牧・長久手の戦いで、初めて赤備えを率いて羽柴秀吉の軍勢と戦っており、今年で440年を迎える。御城印は新紙幣発行の記念も合わせて企画され、市と同工場の包括連携協定に基づいて作成された。
今回作成した御城印ははがきサイズで、大坂冬の陣で使われたと伝わる朱色に金色の井桁の紋を大きく表した旗印「朱地井桁紋旗印」を背景に井伊家歴代当主の甲冑2領を配置。中央に重要文化財「彦根藩井伊家文書」から抜き出した「彦根城」の文字をあしらった。中央下部には、見る角度によって模様が変わる国立印刷局の特許技術「メタリックビュー」が入っている。デザインは同博物館が担った。
期間中の土、日曜日の計10日間の午前、午後にそれぞれ抽選し、当選者に10枚ずつ配布。初日の7月27日は家族連れら計93人が抽選券を受け取るなど、人気だった。抽選券の配布は午前10時からと午後2時からの各30分間。問い合わせは同博物館(0749・22・6100)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 彦根城博が御城印配布