関西広域連合
フランス・パリ市を含む広域自治体「イル・ド・フランス地域圏」のバレリー・ペクレス議長が14日、大津市内で関西広域連合長の三日月知事らと会談し、スタートアップ(新興企業)支援などで連携する方針を確認した。

ペクレス議長は大阪・関西万博のために来日中。同圏と同連合は2019年に観光分野での協力に関する覚書を交わしており、他分野にも連携を広げようと、意見交換することになった。
記者会見したペクレス議長は、新興企業の支援や環境保全での連携に言及。会談では、京都などに観光客が集中する現状や分散化の取り組みについて説明を受けたといい、「京都やパリの周りには見る所がたくさんある。オーバーツーリズム(観光公害)は避けなければならない」と語った。
連合長の三日月知事は「実務的な協議を始めることで合意した。次回会う時には具体的な協定を結べるようにしたい」と述べた。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 新興企業支援へ仏地域圏と連携