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梵鐘 すっきり 三井寺ですす払い

梵鐘 すっきり 三井寺ですす払い

梵鐘のほこりを払う僧侶たち(大津市で)
梵鐘のほこりを払う僧侶たち(大津市で)

 大津市の三井寺(園城寺)で28日、近江八景の一つ「
三井晩鐘みいのばんしょう
」(国登録記念物)で知られる
梵鐘ぼんしょう
(高さ約2メートル、重さ約2・2トン)のすす払いが行われた。

 三井晩鐘は音の美しさで知られ、1996年には環境庁(現環境省)の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている。この日は、僧侶3人が先端にササの葉をつけた特製のほうきを使って、梵鐘からほこりを払い落とした。鐘楼にはしめ縄が巡らされ、ちょうちんも据えられたほか、境内では地元の子どもたちが落ち葉を掃き集めるなどして迎春準備を整えた。

 三井寺の除夜の鐘は、つくと福を呼ぶとされ、108回に限らず鳴らされる。すす払いにあたった僧侶の犬山空翼さん(25)は「今年は正月早々から自然災害に見舞われた」とこの1年を振り返り、「新たな気持ちで新年を迎えたい」と話していた。

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