SKR、JR社員ら 信楽事故33年
42人が死亡した信楽高原鉄道事故から14日で33年を迎えるのを前に、事故現場となった甲賀市の職員や信楽高原鉄道(SKR)、JR西日本両社の社員ら計約70人が10日、事故現場に設けられた慰霊碑などを清掃した。14日当日は、慰霊碑前で追悼法要が営まれる。
清掃活動は毎年実施しており、清掃前には参加者で今春採用の市職員35人が、SKRの安全統括管理者の山本和良専務から事故概要などの説明を受けた。その後、参加者全員で慰霊碑や石段をデッキブラシなどで磨いたり、鎌などで周辺の歩道沿いの草を刈ったりした。
参加した市職員の奥田隼人さん(28)は「安全確認を大切にして職務に生かしたい」と話し、JR西日本の平井美紗希さん(24)は「同じような事故を二度と繰り返さないよう、決められたルールや手順を徹底的に守って安全最優先で業務にあたりたい」と力を込めた。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 追悼法要前に慰霊碑清掃