京阪と県警 化学薬品や刃物想定
今年1月にJR山手線の電車内で乗客4人が女に刃物で刺されるなどして負傷した事件を受け、京阪電鉄と県警などは24日、大津市の坂本比叡山口駅でテロ対応訓練を行った。参加した社員や警察官ら約50人は、負傷した乗客の救護の手順などを確認した。
電車内で不審者が化学薬品の液体を散布し、逃げる乗客を刃物で刺した想定で実施。訓練では、刃物を持った不審者役を駆けつけた鉄道警察隊らが取り押さえたり、化学防護服を着た県警機動隊員らが薬品で負傷した乗客役を救護したりしたほか、電車内で薬品の処理や除染作業の手順も確認した。
京阪電鉄の石田純一営業課長は「車内で異常が起きた場合は、通報ボタンで乗務員にアピールしてほしい」と呼びかけた。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 電車内でのテロ対応訓練