大津港周辺など びわ湖大花火大会
湖国の夏の風物詩「びわ湖大花火大会」が8日夜、大津市の大津港周辺などで行われ、約1万発の大輪が湖上の夜空を彩った。観覧客が立ち止まらないよう会場の周囲に設置した高さ約4メートルの目隠しフェンスの近くでは、隙間からのぞき込む人の姿もあった。
今年は「いにしへより変はらぬ近江の四季」をテーマに琵琶湖周辺を淡く染める桜や雪に覆われた白銀の伊吹山など平安時代から続く滋賀の春夏秋冬を壮大で色鮮やかな花火で表現。午後7時半に打ち上げが始まると、観覧エリアに集まった浴衣姿のカップルや親子連れらから歓声があがった。
夫婦で訪れた大津市の宮川芳夫さん(75)は「天候に恵まれ、例年よりきれいに見えた」と話した。実行委の発表では、人出は約30万人だった。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 1万発 湖上の夜空彩る