追加料金なしで読売新聞オンラインのすべての記事が読めます!

<町家再生活用会社 製作>長浜観光 おさんぽマップ

<町家再生活用会社 製作>長浜観光 おさんぽマップ

見所や名産品など ポップに

ポップなイラストが特徴の「長浜おさんぽマップ」を製作した熊谷さん(長浜市で)
ポップなイラストが特徴の「長浜おさんぽマップ」を製作した熊谷さん(長浜市で)

 長浜市の町家再生活用などを手がけている会社「長浜まちづくり」が、観光用マップを製作した。市内を訪れる観光客と地元住民がコミュニケーションをとるきっかけにしてもらおうと企画。イラストは市内の若手クリエイターが担当し、落書き風の「グラフィティ」を取り入れたポップなデザインになっている。(清家俊生)

 タイトルは「長浜おさんぽマップ」で、A4判の三つ折り。観光地や飲食店のイラストとともに、見所や名産品、看板商品を掲載。例えば、長浜タワーは「サビサビがなくなってキレイになった」、長浜八幡宮と舎那院は「宇宙を感じるパワースポット」などと、キャッチーな表現で各所を紹介している。

 イラストを担当したのは、会社員をしながら、同市を拠点に「Kuma」の名前でアーティスト活動をしている熊谷爽太さん(23)。同市出身で、京都の大学に通っていた約3年前から、結婚式のウェルカムボードやオリジナルのキャラクターデザインの制作を始め、これまでに400点以上の作品を生み出している。

 今年4月には市内で個展を初めて開催。2日間で約840人が訪れ、好評ぶりを見た同社からは「長浜を訪れた人の心に残るものを作ってほしい」とマップの製作を依頼された。完成まで2か月ほどかかったといい、熊谷さんは「観光マップは初めて作ったけど、従来とは異なるオリジナルなものができたのでは」と手応えを感じている。

 マップはJR長浜駅近くの「ビワコピクニックベース」(元浜町)で無料配布している。同社の担当者は「若い感性で作られたマップで、眺めているだけで楽しい気分にさせてくれる。ぜひ手にとって市内を巡ってほしい」と話している。

滋賀の最新ニュースと話題

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です