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<8月8日 びわ湖花火>有料ゾーン6.2万人

<8月8日 びわ湖花火>有料ゾーン6.2万人

31日発売 自由エリア収容増

昨年行われたびわ湖大花火大会の様子(2023年8月8日、大津市で)
昨年行われたびわ湖大花火大会の様子(2023年8月8日、大津市で)

 大津市で8月8日に開催予定の夏の恒例行事「びわ湖大花火大会」について、主催する県や市などでつくる実行委員会は、有料ゾーンの収容人数を昨年から1万4000人増の、過去最大の6万2000人にすると発表した。混雑対策として、椅子なしの観覧スペースを広げることで収容人数を増やした。有料ゾーンの発売は31日から。(林華代)

 大会は大津港付近で開催。約1万発を打ち上げ、「いにしへより変はらぬ近江の四季」と題して、美しい滋賀の春夏秋冬を時々の花などで表現。2025年に開催する大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマに合わせた花火も打ち上げる。

 来場者は昨年と同規模の約30万人を想定。昨年は混雑対策のため会場周辺に高さ約4メートルの目隠しフェンスを設置するなどし、地元住民から開催反対の声が上がっていたが、「一定、混雑は緩和できた」として、今年も設置する。昨年同様、道路や私有地での観覧自粛も呼びかける。

 また、今年からピアザ淡海周辺湖岸緑地の椅子席を7000席減らし、地面に座って見ることを想定した有料自由エリアを増設。収容可能人数を2万1000人増の3万3000人に増やした。収容人数については、有料ゾーンが混雑しない人の密度を算出したという。

 一般向けは公式サイトで販売。一部の有料観覧席の抽選販売は5月31日~6月3日で、6日正午に当選者を発表する。ほか有料自由エリアなどは22日午前10時から先着順で販売する。残席が出た場合は、価格が変動する仕組みを今年初めて採用。残席が多くあれば安くなり、少ないと高くなり、7月中旬以降に販売する。

 また、地元住民に対し、開催概要や安全対策、交通規制について早期からきめ細かな説明をして理解を促すほか、優先的にチケットを購入できる仕組みも検討する。

 価格などの問い合わせはびわ湖大花火大会コールセンター(050・5536・3944)。

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