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<zoom EXPO>「びわ湖を学ぼう」 万博で配布

<zoom EXPO>「びわ湖を学ぼう」 万博で配布

英語版も作成 県、国内外に魅力発信へ

改訂された琵琶湖ハンドブック(右)と万博で配る概要版(県庁で)
改訂された琵琶湖ハンドブック(右)と万博で配る概要版(県庁で)

 大阪・関西万博の開催を機に琵琶湖への理解を深めてもらおうと、県は、水質や生き物など幅広い視点から琵琶湖について解説する子ども向けの冊子「びわ湖を学ぼう」を、国連が定めた「世界湖沼の日」(8月27日)から万博会場で配布する。新たに英語版も作り、国内外に琵琶湖の魅力を発信する。

 冊子は、県が発行する「琵琶湖ハンドブック」の概要版として2018年に作成。琵琶湖学習の入門編として、県の学習船「うみのこ」に乗船する小学生らに活用されている。今回、7年ぶりにハンドブックを改訂するのに合わせて内容やデザインを刷新した。

 A5判、20ページ。琵琶湖版のSDGs(持続可能な開発目標)として県が掲げる13の目標「マザーレイクゴールズ(MLGs)」に沿った構成で、面積や水深などのデータ、固有種の魚や湖魚料理、外来植物の繁茂、「琵琶湖の深呼吸」とも呼ばれる湖底に酸素を行き渡らせる現象「全層循環」などをわかりやすく解説している。

 日本語版と作成中の英語版計3000部程度を滋賀県ブースがある関西パビリオンで配布する。県環境政策課は「生物や環境、文化や暮らしとの関わりなど琵琶湖の様々な側面を冊子で学び、より深く琵琶湖を知ってもらうきっかけになれば」としている。

 冊子の本編にあたる琵琶湖ハンドブックは、07年に県が初版を発行。専門家らの解説で幅広く学べる〈琵琶湖の小辞典〉で12、18年に続き、今回が3回目の改訂となる。

 A5判、256ページで全10章。MLGsや全層循環、気候変動による水質への影響などのほか、豊かな地下水で醸す滋賀の酒、世界湖沼の日の紹介などが追加された。県庁の県民情報室で800円(税込み)で販売中で、県のホームページでは無料で閲覧できる。

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