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空自飛行 県に連絡なし

防衛省に情報共有申し入れ

 5月29日に航空自衛隊の戦闘機などが滋賀、奈良両県や京都府上空を飛行した際、奈良県と京都府の自治体などには事前連絡があったが、滋賀県にだけ連絡がなかったことがわかった。県は防衛省に情報共有するよう申し入れた。

 6月1日の「奈良基地祭」に向けた事前飛行として、戦闘機2機と練習機など計5機が5月29日午後1時30分~2時10分頃、近江大橋上空から空自奈良基地(奈良市)を往復した。

 同基地によると、飛行の事前連絡は自治体側の求めで行っているが、滋賀県からは要請がなかったため、基地祭の開催案内すらしていなかった。一方、奈良、京都両府県は以前から基地祭開催の際は事前説明するよう基地側に求めており、今回も周辺の自治会などに飛行の詳細についての説明があったという。

 県は29日の事前飛行を見た県民から複数の問い合わせを受け、防衛省近畿中部防衛局に確認し、初めて基地祭があることを把握した。県は同局に対し、可能な限りの情報提供と安全への配慮を求めた。同基地広報室は「次年度から飛行する際は事前連絡を検討する」としている。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 空自飛行 県に連絡なし

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