5日、ビール祭典/13日、31酒蔵催し
秋の行楽シーズンを迎え、大津市の中心部や琵琶湖湖畔でビールや地酒に関連したイベントが予定されている。5日には湖上交通を活用したビールの祭典が開かれ、13日には京阪びわ湖浜大津駅周辺で県酒造組合の加盟全31蔵が出店する催しが企画されており、様々なシーンでご当地グルメなどとともにお酒を楽しめそうだ。(林華代)
5日には、大津商工会議所が大津港とプリンスホテル港、おごと温泉港を会場に「びわ湖オクトーバーフェスト2024」を開催。メイン会場の大津港とプリンスホテル港、おごと温泉港をそれぞれ結ぶシャトル船(片道大人500円、子ども300円)で2会場以上巡ると、豆菓子などの大津名物がもらえるスタンプラリーを用意している。
大津港では、ドイツなどの輸入ビールや大津、近江八幡のクラフトビールが味わえ、近江牛焼き肉の試食(1500食限定)もある。びわ湖大津プリンスホテルでは38階から琵琶湖の風景を楽しめ、おごと温泉港付近では温泉旅館7軒から選んで1000円で日帰り入浴できる。
同商議所によると、昨年は2日間で約4500人が来場し、アンケート回答者の2割強がシャトル船を利用していた。湖上交通は、来年3月に和菓子製造販売「たねや」(近江八幡市)の新店舗が開店し、3年後には新しい琵琶湖文化館の開館が控える中、渋滞対策としても注目されており、担当者は「イベントや観光を通じて湖上交通をPRしていきたい」と話す。
県酒造組合などが企画するのは、滋賀の地酒と文化が楽しめる「秋の大おさけ日和」。13日午前11時から、びわこ浜大津駅近くにある明日都浜大津のガス燈広場などを会場に、各蔵から計約100種類の地酒が出品されるほか、飲食ブースなどが並ぶ。入場料500円。金券1000円分とセットになったお得な前売り券を1200円で販売している。
この日は、大津祭の本祭も行われており、関係者は「近江の酒と祭りを堪能してほしい」とし、公共交通機関での来場を呼びかけている。
27日は午前10時から大津市の膳所城跡公園で「第7回滋賀SAKEパラダイス」が開かれる。膳所駅周辺などの飲食店が地酒や生ビール、自慢の一品を販売する。地酒の蔵元のトークもある。過去に1000人超が訪れた人気イベントで、居酒屋「ノミビョウタン」の安部輝明さん(49)は「子どもが遊べるキッズコーナーもあるので、大人も子どもも楽しめる秋祭りになっています」とPR。