栗東、フォーラムに300人
更生保護活動について理解を深めてもらおうと、草津保護区保護司会が23日、栗東市の栗東芸術文化会館さきらで更生保護フォーラムを開いた。湖南市出身でボクシング元世界王者の山中慎介さん(42)が「優しさは人を少し強くする」をテーマに講演し、人と人のつながりの重要性を訴えた。
フォーラムは、5月に大津市で殺害された保護司の新庄博志さん(60)が生前、中心で取り組んでいたプロジェクトの一環として行われ、保護司ら約300人が参加した。
講演会では、「神の左」と呼ばれた左ストレートを武器に世界王者まで上り詰めた山中さんが、「練習を続けても芽が出ない時代もあったが、支えてくれた地元後援会の人たちを喜ばせようと頑張った」と振り返り、「人と接することで優しさが生まれ、更生にもつながる」と語った。
この日はパネルディスカッションもあり、大学生や自治体関係者らが登壇した。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 更生保護活動周知へ 山中慎介さんが講演