たねや、20日から 風呂敷など販売
和菓子を製造販売する「たねや」(近江八幡市)は、障害のある人たちが創作活動に取り組む「やまなみ工房」(甲賀市)のアーティストが描いた作品を柄にした風呂敷や、パッケージなどに採用した菓子を20日から販売する。
たねやでは、同工房の取り組みやアトリエで生まれる多彩な作品を多くの人に知ってもらおうと、昨年から同工房に所属するアーティストの作品をパッケージに取り入れた商品を販売しており、第2弾となる。
今回は、身の回りで目にしてきた建物や乗り物、動物などを記憶し、赤色のボールペンやマーカーで紙に描いた作品を制作している小川翔陽さん(25)を起用。約3万点にもおよぶ小川さんの作品の中から240点を選び、ランダムに配置した柄の風呂敷(約90センチ四方、税込み2200円)のほか、同様のデザインの干菓子入りの缶(1728円)や、まんじゅうや甘納豆を詰めた包装箱(2268円)を用意した。
同工房の山下完和施設長は「小川さんが描いた作品が、多くの家庭に届くのはうれしい」と感謝。たねやの山本昌仁社長は「小川さんの作品は一枚一枚濃淡があり、とてもほれた。たくさんの方々に食べていただく機会を作っていきたい」と話している。
菓子は来年1月上旬までの期間限定で、風呂敷とともになくなり次第終了となる。全国の店舗と公式オンラインショップで販売される。問い合わせは同ショップ(0120・295・999)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 和菓子包む 障害者アート