県防犯協など リストバンド製作
大津市を舞台にした小説「成瀬は信じた道をいく」の主人公・成瀬あかりのように自主防犯パトロールに取り組んでもらおうと、県防犯協会などは成瀬のイラストを採用した防犯反射リストバンドを製作した。
作中の成瀬は正義感が強く、腕章をつけてJR膳所駅前の「ときめき坂」をパトロールしている。バンドは、手首に巻くことができるタイプの反射材で、成瀬とともに「~挨拶は防犯の基本だ~ 成瀬のながら見守り推進中!」というメッセージが書かれており、約2000個用意した。
19日には県警本部でお披露目式があり、県警の学生防犯ボランティア組織「ヤングリレーション滋賀」の大学生3人も出席。バンドを装着した立命館大4年の男子学生(22)は「成瀬と同じように防犯パトロールをしているので、一緒に活動できることはうれしい」と話した。
バンドは、県内で自主防犯活動に協力する人に先着順でプレゼントする。県警の中川哲・生活安全企画課長は「11月末までの刑法犯認知件数は7416件で、昨年同期に比べて214件多い。リストバンドを装着して、治安を警察と一緒に守ってほしい」と話している。
希望者は県警ホームページにある申込用紙に必要事項を記入し、同課にメールなどで送る。問い合わせは同課犯罪抑止係(077・522・1231)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 防犯活動 「成瀬」とGO!