アトツギ甲子園近畿大会 大津・浜崎さん意欲
中小企業の後継者が新規事業のアイデアを競う「第5回アトツギ甲子園」(中小企業庁主催)で、大津市長等、浜崎銃砲火薬店の代表取締役浜崎航平さん(27)が、神戸市で24日に開催される近畿大会に挑む。
同甲子園は、39歳以下の後継者が、自社の技術や設備を生かした新規事業を提案し、経営者らの審査員が評価する大会。全国189人から応募があり、書類選考で約90人が全国6ブロックの地区大会に出場。上位者は2月20日の決勝大会(東京都)に進む。決勝大会に進めば、事業への補助金を受けられ、メディアへの露出による知名度アップも期待できる。
浜崎さんは、1923年創業の同店5代目。猟銃を扱うハンターの高齢化や後継者不足を解消するため、若者ら初心者がゲーム感覚で狩猟について学べる「ハンターズギルド」を考案。射撃シミュレーターによる訓練を入り口に、狩猟免許取得の支援をしたり、ジビエ料理を作ってもらったりする仕組みという。
22日に大津市役所で近畿大会に向けた公開リハーサルが行われ、中小企業診断士らが見守る中、プレゼンテーション。「新しいハンターにとってのメリットは」という質問に「若者が狩猟を始められない原因の一つは経済的なもの。狩猟用のベストや無線など装備品をレンタルすることで負担を減らす」と答えた。
リハーサルを終えた浜崎さんは「狩猟の魅力を伝えていくためにも近畿大会を突破する」と意気込んだ。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 狩猟の魅力 新規事業創出