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幸せの黄色 旅の終わり

幸せの黄色 旅の終わり

JR東海・ドクターイエロー ファン惜別

感謝のポップを掲げる従業員(栗東市で)=宇那木健一撮影
感謝のポップを掲げる従業員(栗東市で)=宇那木健一撮影
車窓に貼り出されたメッセージ(栗東市で)
車窓に貼り出されたメッセージ(栗東市で)
最終運行となったT4(栗東市で)
最終運行となったT4(栗東市で)
通過予想時刻を伝えるホワイトボード(栗東市で)
通過予想時刻を伝えるホワイトボード(栗東市で)

 「あ」「り」「が」「と」「う」――。

 東海道・山陽新幹線の検査用車両「ドクターイエロー」(T4編成・JR東海)が最終運行となった29日、県内でも多くのファンが沿線でラストランを見届けた。ドクターイエローの運行予想を掲示し、イベントなどを開いてきた栗東市の道の駅では、従業員たちが手作りのポップを掲げて感謝の思いを伝えた。

 道の駅「アグリの
さと
栗東」は線路から約150メートルの距離にあり、親子連れなどのファンや従業員ら約50人が集まる中、同日午後3時40分頃、車窓に「ありがとうT4」と貼り出した黄色い新幹線が走り抜けた。

 ドクターイエローの運行情報はJRが公表していないため、「見かけたら幸せになる」と言われている。アグリの郷では、運行日時をほぼ正確に予想する民間のウェブサイトなどを利用し、通過予想時刻をホワイトボードに掲示したり、館内放送したりしており、人気を集めている。

 昨年12月からは運行予想日に「さよならセール」と銘打ったイベントも実施。特別ランチの提供や割引などを行ってきた。三木茂社長(71)は「運行情報をきっかけに、買い物客との会話も弾んだ。T4には、お疲れさまでしたと言いたいです」と話した。

 ドクターイエローには、JR西日本が所有するT5編成もあり、こちらは2027年以降に引退する。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 幸せの黄色 旅の終わり

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