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うつ克服 感謝込め歌う

うつ克服 感謝込め歌う

草津で20日コンサート

教諭・講殿さん 生徒招き

本番に向けて練習に励む講殿さん(大津市で)
本番に向けて練習に励む講殿さん(大津市で)

 歌うことで心の病を克服した中学校の音楽教諭
講殿こうどの
萌さん(30)が20日、草津市立草津クレアホールでコンサートを行う。教え子も招き、自らの経験を踏まえたメッセージをオリジナル曲に込めて披露する予定で、「今の自分を支えてくれているたくさんの人に感謝を伝えたい」と話している。

 講殿さんは大津市出身。3歳の頃からピアノを始め、県立石山高音楽科を経て大阪教育大に進み、声楽を学んだ。「子どもたちと一緒に音楽を楽しみたい」と思い、草津市立中の音楽教師となった。しかし、人間関係のもつれなどが重なり、数年後にうつ病を発症。仕事にやりがいは感じていて、教壇には立ち続けたが、2022年11月にやむなく休職した。

 その際、医師から規則正しい生活を勧められ、空いた時間に何をするか考えた際に「歌いたい」と思い、人に聴いてもらえる機会を探すうちに、大津市浜大津のライブバーで、一般客が飛び込みで歌や演奏を披露できる「オープンマイク」の存在を知った。挑戦してみると、客から「いいやん」と言ってもらえ、それが自信につながったという。

 歌を通して自己表現ができたことで気持ちが軽くなり、2か月後の23年1月には仕事に復帰。「仕事も私生活も充実させてこそ、音楽が楽しめる」と前向きに考えられるようになった。

 生徒には、中学生という多感な時期だからこそ「心配している」という言葉を音楽に乗せて伝えたいと、「やれるところまでやろう 行けるところまで行こう 君はひとりじゃない」という歌詞を書いた。「生徒に向けるとともに、『曲に負けないような自分でいないと』と自分のお守りにもなっている」と語る。

 コンサートは午後1時開演で、入場無料。勤務先や市教育委員会の協力もあって実現したといい、3部構成で弾き語りのほか、顧問を務める吹奏楽部のステージなどもある。問い合わせは同ホール(077・564・5815)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE うつ克服 感謝込め歌う

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