八幡まつり 無病息災、豊作祈る
近江八幡市宮内町の日牟礼八幡宮周辺で14、15日、「近江八幡の火祭り」(国選択無形民俗文化財)の一つに数えられる「八幡まつり」があり、
を次々と燃やす「奉火」で無病息災や豊作を祈った。
3世紀、応神天皇が日牟礼八幡宮へ参詣する際、住民がヨシで松明を作り、火をともして道案内したのが始まりとも伝えられる。
14日夜の「松明まつり」は近くの12郷(集落)から八幡宮の馬場に運び込まれた大小さまざまな松明に点火されると、火の粉を散らし、大きな火柱があがった。15日は、大太鼓を担いだ氏子が宮入りする「太鼓まつり」があった。
八幡祭り保存会の永井良太郎会長(75)は「担い手不足や松明の材料を確保するのも難しい時代。地域のみなさんの力を結集し、今年も伝統のまつりを継承できた」と話した。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 夜空染める 巨大な松明