

22日午前5時10分頃、長浜市神照町の住宅街で、散歩をしていた同市の会社員女性(60)がオスのツキノワグマ(体長約1・3メートル)に左腕をかまれ、転倒して腰の骨を折る重傷を負った。
長浜署などの発表によると、出没した現場はJR長浜駅北2キロの住宅街。同署員や地元猟友会などが行方を追っていたところ、約1時間半後に、現場から約3キロ西の同市川道町の田んぼ内にいるのを発見。猟友会が警察の許可を受けて射殺し、駆除した。
県自然環境保全課によると、県内でクマが人を襲う被害が出たのは2019年11月以来。昨年度は178件の出没情報が寄せられたといい、「5~7月は冬眠から覚めて行動範囲が広がる時期。遭遇したら、クマを刺激しないよう目を離さず、ゆっくりと離れて」と呼びかけている。
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市民団体「oh!
クラブ」(大津市)は、大津市の長等山から京都市を結ぶ「如意古道」で20日、炊飯器の釜を再利用した手作りのクマよけの鐘を3か所設置した。
同クラブの井上博之さんは「安心安全にハイキングを楽しんでもらえたら」としている。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 長浜にクマ 女性重傷 猟友会駆除