佐川美術館
守山市水保町の佐川美術館で15日、「戦後日本画壇の風雲児 日本画家 横山操展」(佐川美術館、読売新聞社主催)が始まった。
洋画から転向した横山操(1920~73年)は、日常生活に題材を求めるなど、それまでの日本画とは一線を画した画風が特徴。干された漁網を描いた幅9メートルを超える大作「網」や、富士山を題材にした「赤富士」など約60点が展示されている。
この日は、本展を監修した美術評論家、横山秀樹さんのギャラリートークも行われ、横山の人となりや画材の使い方など興味深い話に来場者は聞き入っていた。兵庫県西宮市から訪れた女性(54)は「洋画とのかかわりがあるからこその新境地だと思った。画材の使い方にセンスを感じた」と話していた。7月6日まで。月曜休館。一般1300円、高校・大学生900円、中学生以下無料。事前予約制で専用サイトから申し込む。問い合わせは同館(077・585・7800)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 日本画の新境地 横山操展開幕