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<参院選 2025>宮本氏・堀江氏 互角の戦い

終盤情勢 参・維・共の候補ら追う

 読売新聞社が12~15日に実施した参院選の調査に取材を加味し、選挙戦終盤の情勢を探った。過去最多の新人7人が論戦を繰り広げる滋賀選挙区(改選定数1)では、自民党と国民民主党の候補者が互角の戦いを展開し、参政党、日本維新の会、共産党の候補者らが追う展開となっている。現時点で約3割が投票先を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 自民の宮本和宏氏は自民支持層の7割強をまとめ、推薦を受ける公明党支持層の7割強にも浸透する。年代別では60歳代以上、専業主婦や無職の支持が厚い。無党派層の支持は国民の堀江明氏に先行されている。

 堀江氏は国民支持層の7割強を固めた一方、県連の支持を受ける立憲民主党の支持層は4割半ばで、まとめ切れていない。50歳代以下の年代に幅広く浸透し、給与所得者と無党派層からの支持は最も多かった。

 参政の中田あい氏は、参政支持層の8割強を固め、30歳代以下や商工自営・自由業から支持を集め、無党派層にも一定浸透する。

 維新の岡屋京佑氏は、維新支持層の6割強の支持を得たほか、立民支持層の1割半ばを取り込んでいる。

 共産の佐藤耕平氏は共産支持層の8割半ばを固め、立民支持層の一部からも支持を得ている。

 諸派の菅原良雄氏と藤井隆一氏は、いずれも伸び悩んでいる。

 比例選の投票先は、自民が最も多かった。維新が2番手で、僅差で参政がつけており、国民、立民、れいわ新選組、日本保守党、共産、公明、社民党の順で続いた。

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