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<国スポ滋賀 2025>落合選手 800大会新V

<国スポ滋賀 2025>落合選手 800大会新V

成年男子 「たくさんの声援 後押し」

成年男子800メートル決勝を大会新記録で制した落合選手(彦根市で)
成年男子800メートル決勝を大会新記録で制した落合選手(彦根市で)

 国民スポーツ大会(国スポ)の陸上競技は4日、彦根市の平和堂HATOスタジアムで成年男子800メートル決勝があり、高島市出身で日本記録保持者の落合晃選手(19)が1分45秒20の大会新記録で初優勝を飾った。

 小雨が降る中、スタートからハイペースで飛ばすと、「ラスト300メートルから意識して切り替えた」。2位に1秒以上の差をつける圧巻の走りを見せた。しかし、前日には「地元で自己ベスト(1分44秒80)を更新する姿を見せたい」と語っていただけに、悔しさもにじませた。

 今春に滋賀学園高(東近江市)を卒業し、駒沢大に進学。9月に出場した世界選手権東京大会は「これ以上ないくらいの声援で、緊張なく楽しめて走れた」という。「(滋賀県では)44年ぶりの開催で、すごい特別な大会」と臨んだ国スポでの自己記録更新とはならなかったが、県民からの大歓声の中で駆け抜け、「たくさんの声援の後押しがあって最後まで走り切れた」と感謝。「来年こそは日本記録を更新して結果で恩返しする」と誓った。

 この日は、成年少年男子共通400メートルリレーの準決勝もあり、桐生祥秀選手が1走を務めた滋賀チームはバトンミスによる失格で敗退となった。桐生選手は「決勝に行けず、明日走りたかった思いはある」としながらも、「自分が育った舞台で、少年たちと一緒に走れて最高でした」と国スポを振り返った。

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