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本番へ 着々と…大津祭山建て

本番へ 着々と…大津祭山建て

 湖国三大祭りの一つ「大津祭」(宵宮11日、本祭12日)の
曳山ひきやま
を組み立てる「山建て」が5日、大津市内の各曳山町で行われた。各町の曳山が姿を見せ、市内中心部では本番に向け祭りムードが高まりつつある。

神功皇后山を組み立てる住民ら(大津市で)
神功皇后山を組み立てる住民ら(大津市で)

 この日は朝から雨が降り続き、各町では蔵の前などにブルーシートで覆いをつくり、その下で作業を実施。「
神功皇后山じんぐうこうごうやま
」(猟師町)では、午前8時頃から地元住民らが声をかけ合いながら作業を進め、約4時間かけて組み上げた。

 午後2時からは曳山の状態を確かめる「曳初め」もあり、
かね
や笛の音を響かせながら、ゆっくりと町内を巡った。神功皇后山は巡行の順番を決める今年の「くじ取り式」で72年ぶりに一番くじを引き当てており、神功山保存会の福知義久会長(62)は「山建ての手順はこれまで口伝が中心だったが、今年は組み上げる手順を記録しながら進めた。一番に曳ける本番が楽しみ」と心待ちにしていた。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 本番へ 着々と…大津祭山建て