大津市のおごと温泉観光協会は今月から、電動キックスケーターや電動の三輪自動車「トゥクトゥク」のレンタル、カーシェアリングを始めた。おごと温泉観光公園から利用でき、地域の課題である移動手段を充実させることで、宿泊客らが気軽に出かけられるようにする。

温泉周辺には、世界文化遺産・比叡山延暦寺への玄関口となる坂本地区、近江八景「堅田の
」に含まれる
などの観光地があるが、車以外の交通手段が限られていた。そこで、同協会は滋賀ダイハツ販売と協力し、電動キックスケーター4台(15分330円~)、3人乗りのトゥクトゥク1台(1時間3000円~)、カーシェアリング用の軽自動車1台(15分220円~)を用意した。
キックスケーターは16歳以上は免許不要で、最寄りのJRおごと温泉駅などにも貸し出し場所を設置し、利用範囲の拡大を目指す。トゥクトゥクは普通自動車免許があれば運転できる。
18日には関係者へのお披露目があり、同協会の池見喜博会長は「我々に足りないのは宿からの二次交通だった。新しい観光コンテンツとして満足してもらえるし、カーシェアは地域の皆さんにも利用していただけるのでは」と期待を口にした。
[紹介元] YOMIURI ONLINE おごと温泉移動便利に トゥクトゥクなど貸し出し
