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公示地価 平均変動率3年連続上昇 

公示地価 平均変動率3年連続上昇 

商業地二極化進む 

 国土交通省が17日に発表した公示地価(1月1日時点、1平方メートルあたり)で、県内での平均変動率はプラス1・7%で3年連続の上昇となった。県南部では住宅地、商業地ともJR東海道線の駅徒歩圏の利便性が高い地域が上昇、中心部の価格上昇に伴って、郊外の住宅団地でも上昇した地点が見られた。一方、県北部は下落が続き、二極化が進んでいる。(青山大起)

公示地価 平均変動率3年連続上昇 
商業地で最も高い上昇率となった大津市中央3丁目(大津市で)

■■住宅地

 対象の228地点での調査では、上昇は112地点(前年107地点)、下落が86地点(同107地点)、横ばいが30地点(同16地点)だった。

 平均変動率はプラス0・9%で、上昇幅は前年比で0・5ポイント拡大した。

 最も上昇率が高かったのは、14年連続で最高価格となったJR南草津駅近くの「草津市南草津1の3の3」で、プラス9・5%。1平方メートルあたり36万9000円だった。

 市町別では、大津、草津、守山、栗東、野洲、近江八幡の6市が前年に続いて上がり、上昇幅も拡大。甲賀市が横ばいから上昇、湖南市が下落から上昇に転じたほか、彦根市、多賀町は下落から横ばいになった。残りの9市町は下がったが、下落幅が広がったところはなかった。

■■商業地

 平均価格は11万7000円。平均変動率はプラス2・8%で、上昇率も4年連続で上昇した。JR大津駅前通り沿いの「大津市中央3の2の2」が県内最大の上昇幅となるプラス13・9%で、最高価格地点は7年連続でJR草津駅近くの「草津市大路1の10の1」の51万円だった。

 市町別では、商業地の地点がある17市町のうち、県南部を中心に大津、草津、守山、栗東、野洲、甲賀、東近江、近江八幡、彦根の9市で上昇幅が拡大した。一方、高島、米原、長浜3市と日野町が下落するなど、県北部と南部での二極化傾向が広がった。

■■工業地

 工業地18地点の平均変動率はプラス6・8%と12年連続の上昇で、前年から1・7ポイント増と大きく伸びた。平均価格は3万4000円。大津・南部地域の特に高速道路のインターチェンジ付近のエリアで工場需要が堅調。新名神高速道路の大津―城陽の開通を見越して、事業所の立地が進み、工業団地の造成、優良企業の大規模研究施設の建設が進んでいる。

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